開眼供養について

墓石も位牌も、開眼の法を結んでこそ、よりしろとなります。

開眼供養とは、モノが聖なるものになるための修法です。
たとえば、木彫のお地蔵様は、できあがっただけでは〈置物〉に過ぎません。
せっかく作ったのですから「過ぎません」と言っては失礼ですが、宗教的見地からすると、どんなに立派でも、置物は置物です。
ご本尊様ではありません。

私たちは、置物を、彫りが細かであるとか、木目が美しいとか、顔が優しいとか、いろいろに評価しますが合掌はしません。
しかし、法力を備えた行者が法を結び、お像どおりのみ仏に降りていただいた瞬間から、置物はご本尊様へと次元を変えます。
たとえ彫りが稚拙でも、たとえ木目がよく出ていなくても、たとえお顔が優しく見えなくても、木彫のお地蔵様はれっきとしたご本尊様になります。

こうした修法が開眼の法であり、開眼し、供養するので、開眼供養と称します。
開眼供養が行われるためには当然、法力を持った行者としての僧侶が所定の法を結ぶ以外、方法はありません。
寺院と僧侶をよく選び、確かな修法を受けてください。
そして、開眼した仏像はご本尊様として、開眼したお墓は、先に逝かれた方々と、手を合わせる方々が永遠に守護される場として、大切にしてください。

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