6月5日 青空の下、お焚き上げを修法いたしました。 「思いの込められた品」には、ある種の気配があるものです。 仏事に関係のある物のご依頼もたくさんありますが、人形や写真、手紙など思いが込められ大切にしてきた物をお持ちになられるかたも沢山いらっしゃいます。 当山では、お預かりをした品物を供養して因縁を解き去った後、不動明王の聖火によりお焚き上げ専門の炉で消却します。もちろん、ダイオキシンなどを出すことはありません。それは、亡き人をお送りする際に、きちんとご供養し、この世へ思いを残さぬよう因縁解脱の法を結んでから荼毘(だび)に付すのと同じです。 今回の修法ではお仏壇が多くありましたので、数日かけてお焚き上げさせていただく予定です。